イスの下に敷くクッションというと、いろんなものがある。最近では、よく見かけるようになった低反発もの、お尻のカタチに曲がりフィットするものなど様々。
ざっと見て、興味を持った、『低反発/円座クッション』、『ダクロンQD 椅子用マルチクッション』、『ドリーム 椅子用馬具マット』、『スノーピーク マット&ピロー』、そして、『ボディドクター ザ・シート』で、何を買うか検討することに。
『低反発快適円座クッション』については、同じような低反発モノで、真ん中が開いている円形のものを使ったことがあるのだが、最初は、厚すぎず、座り心地もそれなりによく、満足したのだが、数ヶ月後に、しっかり縮んでしまい、捨てたことがある。
その一件以来、低反発にも、限界があり、戻らなくなることがあるんだなと感じ、その後は、どうも低反発だけに、抵抗がある。
『ダクロンQD 椅子用マルチクッション』は、通気性に優れ、長時間イスに座る方におすすめとあるが、よく分からないため詳しく調べることに。ダクロンQDとは、米インビスタ社が開発、吸水性と速乾性を持つ素材。その仕組みは、ダクロンQD 糸同士のスキマに強力な毛細管現象を起こすためという。
さらに、高通気性ウレタンを採用し、熱や湿気を逃がしやすくするなど、通気性、蒸れやすい方向けには、様々な工夫が施され、丸洗いできるなど衛生的に使える、なかなかの優れもの。
この特徴だと、座っていて、お尻が暑い、蒸れて困るという方には、ツボに入るが、クッション性、適度な弾力性を求める方としては、どこかズレた感じがする。
『ドリーム 椅子用馬具マット』は、座った時に、体にフィットし、ポイントは、仙骨部分が入る穴があること。仙骨は、背骨があり、お尻の先には、大昔にしっぽがあったという名残の尾骨がありますが、背骨と尾骨の間にあるのが仙骨。
座っていて、尾骨が痛いという方には、もしかしたら、いいかもしれないというもの。ただ、ここで注意が必要なポイントとして、お尻のカタチは人により様々、お尻がこれにジャストフィットすれば、いいが、もし合わなければ、どうにもならない。
しかも、値段も、1万5千円ほどと、ちょっとしたイスが買える値段だけに、失敗するとかなりイタイ。個人的には、座り疲れると、ちょっと斜めに座ったりするため、これは、候補にはならない。
『スノーピーク マット&ピロー』は、高いクッション性が売りの製品。スノーピークは、アウトドアメーカーだけに、アウトドアな環境を前提にしており、空気で膨らませるクッションとして使い、空気を抜けば小さくまとめられ携帯に便利。
仕組みがユニークで、では、自分で吹いて膨らませなければならないかというと、それだけではなく、シートにあるバルブを解放すれば、勝手に膨らむ。これは、なかなかと思いつつ、この自動で膨らむには時間がかかるようで。
ゴツゴツしたところで、快適に座るにはいいかもしれないが、どうしても、アウトドア関連の商品は、携帯には優れているものの、毎日使うとなると、疑問が残る。空気で膨らというが、経年劣化すれば、それがどこかから漏れるということが、容易に想像できる。
最後が、『ボディドクター ザ・シート』。ボディドクターは、快眠を追及する寝具マットのメーカー。ドイツ生まれで、ヨーロッパで100年の実績という話。素材は、100%天然発泡ゴム(ヴァージンラテックス)。
売りは、均等に重さを分散するところ。例えば、寝ている時にお尻が重ければ、お尻の部分の布団なりマットレスが沈む、これを体全体を均等に支えることで、真っ直ぐな姿勢に保つという。
これはマットレスの解説からなのだが、素材が同じだけに、シートにも言えそうだ。商品の画像を見ても、やたらとマークらしきものがぺたぺたと並ぶ。
これは、天然ラテックスを使用している証、ドイツ公立検査テスト機関で100点中、99点とりましたよなど、これまでの実績を示す。それだけ、自信もあれば、実績もあるぞということだろうか。
ここで、いろんな製品について、まとめてみよう。低反発は、いままで2つ試したが長続きせず、暑い今ならダクロンQDは正直気になるが、クッションのアピール度が低い気がする。
続いて、椅子用馬具マットは、発想は面白いが、値段が高く、自分に合う保障がない。スノーピーク マット&ピローは、弾力はあるかもしれないが、その分、空気で膨らませるだけに、通気性が気になる。
そう考えると、重さが均等に分散、天然発泡ゴムとなると、ゴムだけに適度な弾力と耐久力が期待できる。へたらない可能性が高い気がする。
そこで、『ボディドクター ザ・シート』を購入することに決め、早速、注文。他のものに比べ、内容がいい割に安く、しかも、いつもの送料無料。これに、決めた。
次回、『お尻が痛いイス、改善体験 3.これが、ボディドクターの良さか』に続く。